ヨガのクラスで側屈ポーズを練習する時、つい「伸びている側」の気持ちよさにばかり意識がいきませんか?
例えば、トリコナーサナ(三角のポーズ右側)だったら、
「左側の対側が伸びて気持ちがいいぃー。このままずんずん指先が床に着くくらい伸ばしたい!」
なんて経験ありませんか?
でもね、先日私が受けたクラスで側屈ポーズを練習していた時、素敵な誘導フレーズをその時の先生が言っていて「なるほどなぁ」と思ったんですよね。
「縮んでいる方の対側にも、伸びている方と同じように呼吸が送り込めるか試してみて」

「どこまで曲げるか」より「どこまで呼吸が通るか」を大切に。
おぉ!感覚がなんかいつもの側屈ポーズと違うぞ!
・・・ということで、
今日は、40代・50代の私たちが「縮んでいる側」を意識することで得られるメリットについてお話しします。
初めましての方へ、
カナダ・ケロウナ在住のヨガインストラクターYohです。日本の皆さまへは、40代50代女性特有のお悩みに寄り添う、朝5時オンラインヨガ、そしてヨガインストラクターのみなさんが感化しあえるコミュニティグループ、ヨガインストラクター勉強会、そのミニバーションのヨガインストラクター座談会を開催しています。

「縮んでいる側」に呼吸を送ると良い理由
解剖学的な視点で見ると、縮んでいる側に意識的に息を通すことには、深い意味があるようです。

縮んでいる側にこそ、新しいスペースが生まれます。
- 肋骨の癒着を「内側から」剥がす
加齢や姿勢の影響で固まりやすい肋間筋。伸びている側をストレッチするだけでなく、縮んでいる側に圧をかけることで、内側から組織を押し広げる効果があります! - 肺の換気効率のアップ
圧迫されて眠っていた肺胞(はいほう)を活性化させ、全身の血流と酸素巡りをスムーズにします。 - 神経系のリラックス
「窮屈な場所」にスペースを作る行為は、脳に安心感を与え、副交感神経を優位にしてくれます。
40代からは「頑張る」より「広げる」
「ポーズを完成させるために体があるのではなく、今の自分を知るためにポーズがある」
ヨガの練習を始めるときは誰しもが「ポーズの形」に憧れると思うんですよね。私自身難しい、アクロバティックなポーズを夢見て、どれだけ試行錯誤してきたことか・・・(苦笑)。
でも、40代・50代という女性のライフサイクルで変化の季節を迎えている私たちの体には、それとは全く別の「向き合い方」が必要なんじゃないかなと思います。
私たちの体は、年齢とともに水分を保持する力が変化し、体の細胞レベルで組織が硬くなりやすくなっています。そんな体の大切なのは、形に自分を合わせることではなく、今、この瞬間の体の声を聞いて、体がどう動きたいかに素直になること。
ヨガの聖典「ヨガスートラ」にはこんな一節があります。
Sthira Sukham Asanam(スティラ・スカム・アーサナム)
-
Sthira(スティラ): 安定していること、強くあること
-
Sukham(スカム): 快適であること、心地よいこと、スペース(空間)があること
-
Asanam(アーサナム): ポーズ(坐法)

「頑張る」を手放すと、体はもっと自由になれる。
「Sukha(スカム)」の語源には「良い空間、広々とした車軸の穴」という意味があるそうです。「縮んでいる側にスペースを作る」という意識は、数千年前から説かれているヨガの本質なんですね。
「頑張ってもっと伸ばす」という自分の声があることを認めた上で、あえて窮屈な場所に呼吸を送り込んでみてください。そうすることで、内側からじわじわと余白が生まれます。この内側から広がる感覚は、自律神経を整え、更年期世代の私たちをリラックスへと導いてくれます。
40代からのヨガは、何かを足す作業ではなく、不要な力を削ぎ落としていく作業。
「こうあるべき」というポーズの形にこだわらず、呼吸という内側からのアプローチで自分を広げていきましょう。
一人で頑張りすぎない時間を、週に一度の習慣に。
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