スパンダってなに? 体が“ふるえる”ヨガの時間
突然ですが、「スパンダ」という言葉をご存知ですか?
スパンダとは、サンスクリット語で脈動、振動、波動といった意味をもつ言葉。
私は数年前、「腸と脳のつながり」というテーマのワークショップで初めてこの言葉に出会ったんですが、そこでは「スパンダ=宇宙の根本原理」であり、すべてのものが繰り返す収縮と拡張のリズムを表す概念だと習いました。
言ってみたら生命が生まれる源!
ヨガの教えの中では、スパンダは宇宙意識の振動、そして私たち一人ひとりの内側に存在する微細なエネルギーの動きだとされています。
スパンダって、どうやって感じるの?
ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はこのスパンダ、日常の体を通して感じることができます。
一番やさしい方法をご紹介しますね:
やってみよう:スパンダを感じる練習
- 仰向けになり、両膝を立てます
- 背中でマットを上下に優しくこするように動かします(縦方向にゴロゴロ)
- 体に振動が生まれます
- 1〜2分行ったら、動きを止めてそのまま仰向けに
- 静かに体を観察してみましょう
この最後の「じっとする」時間に、全身で感じる“ふるえ”や“ひろがり”のような感覚がやってくるかもしれません。それがスパンダの入口です。
私は今朝、犬の散歩のあと「なんだか体がだるいなあ」と感じていたので、ヨガのポーズの代わりにこのスパンダの練習をしました。すると、からだ全体がじんわりと“緩んで”いく感覚が生まれたんです。
言葉にすると軽く聞こえてしまいますが、これは体でしか味わえない感覚!
“ふるえ”は、生命のエネルギー
あるヨガの先生は、スパンダを
ヴァイブレーションなきヴァイブレーション
と表現されていました。
それはおそらく、このふるえがとても微細で、普段の意識では気づけないようなレベルにあるからなのかもしれません。
でも確かに、私たちの中には「何かが動いている」。
呼吸、鼓動、感情、思考、そして…静かなエネルギー。
それらに気づくことで、少しずつ「いま、ここにいる自分」と繋がっていけるんですね。
実際にスパンダを味わうヨガの時間
この夏、私はスパンダの世界を“実際に感じる”ことができる時間を、いくつかの特別なクラスやイベントでご用意しています。
ヨガ × シンギングボウル
全く色の違う3人のヨガインストラクターがコラボします
「呼吸に乗って身体を動かして、音の波動に触れて、美味しいお昼を共に味わう」
想像しただけでよだれがでちゃう!そんな時間をお届けします。
✅マッサージに行っても身体の芯から弛まない
✅泊まりがけリトリートには行けないけど、日常から離れる体験をしたい
✅ヨガ日和に興味がある
✅シンギングボウルの音を聴きたい
✅普段頑張ってる自分にご褒美したい
こんな風に思う方、ぜひ9/27、大阪ご一緒しましょうー!
Meet and Move!
また東京では、ヨガ+お茶会で「人とつながる時のスパンダ」も体感できるようなクラスを開催します!
今年の対面クラスは、いつもオンラインで練習してきた「朝ヨガの流れ」をベースに、呼吸とともに自然に整っていくシークエンスを、あなたの動きに合わせて、より丁寧に・深くガイドしていくワークショプ形式です。
日々の練習で疑問にすら思わず、なんとなく動いている「あの動き」「このポーズ」はありませんか?
そのためにも事前にお悩みを伺い、そのお悩みを組み込んだクラスを準備して参ります。
体を動かしたあとは、おやつ(もしくは軽食)を囲みながらの交流タイムを予定しています。ぜひリラックスした空気の中で、みなさんとリアルな空間でお話ししましょう。
最後に
ちょっと疲れたな…というとき、
がんばるよりも「感じる」ことに戻るのが、いちばん優しい選択かもしれません。
夏休みでいつも以上に忙しいママはぜひぜひそれを実践していただきたい。
どうぞ自分のなかにある“響き”に、耳をすませてみてくださいね。