身近に感じるヨガ哲学〜「アパリグラハ」のお話
私はヨガ哲学の先生ではないのですが、
最近ちょっと思うことがあったので「手放し」について書き留めておこうと思います。
よくヨガ哲学のお話で
「アパリグラハ」
というキーワードを目に耳にすることはありませんか?
このアパリグラハ、
ヨガスートラに出てくるヨガの8支則の中の一つの
「ヤマ(してはいけないこと)」の一つなんですね。
「手放し」
「欲望に執着しない」
「断捨離」
などの意味があります。
私もクラスの最後に、
「呼吸や練習の内容、練習意識してきたことを一度このタイミングで手放してみましょう」
なんてお声がけをしますが、これも「手放す」練習のためです。
ヨガの練習って執着しやすいものです。
「〇〇ポーズが今日はできた!明日もできるといいな」
「今日は朝5時に起きて練習ができた。明日もそうしよう!」
「隣のマットの人はめっちゃ深い前屈してるから私も真似してみよう・・・!?」
こんな気持ちに陥ることは誰でもあると思います。
アパリグラハはそういった欲を手放すこと、なんですよね。
メンバーさんから習いました!
そんなの分かってるけどでもやっぱり人って執着するものなんですよ。
でもね、
最近すごく嬉しい、そして私自身考えさせられるフィードバックを早朝シンプルフローのメンバーさんから頂いたのでシェアしますね。
ご参考になれば嬉しいです。
ようさんこんにちは。土曜日分の録画レッスンが今日の身体に合っていたのでご報告です。実はハイランジが苦手だったのですが、苦手意識克服したいなーと思いながら続けていたら今日は苦なく出来ました。あぁ〜続ける事の大切さってこれだな!と実感しました!それと、最後に出てきた足をクロスさせて座る動き、ご存知のように硬くて苦手…というか真っ直ぐ座ることさえ出来なかったのが、クロスさせながら真っ直ぐ座ることが出来ました!ようさんの「まずは最初の10分でもよいから〜」という言葉に励まされて10分だけでもやろう!とスタートしたら身体の変化が楽しくて最後まで出来ました!花粉で鼻が詰まっていたのも少し楽になりました!よいクラスをありがとうございました
フィードバックを送ってくださったのは、もうかれこれ3年ほどご一緒させていただいているRさん。
3年間ずっとZoomの早朝シンプルフローに参加してくださってます。
私はRさんの身体の可動域、得意&苦手な動きの種類をずっとみてきたので、
このメッセージをいただいた時はスマホの画面をみながら一人でニタニタ、
心の中で「やった!!!」と叫んでいました♡
日常生活でのアパリグラハの実践をマット上で練習する
やはりね、いい意味で期待せず淡々と練習するってとっても大事なんです。
Rさんのメッセージから私は自分自身の練習を振り返ってみました。
一つのアーサナや特定の動きに固執していないか?
SNSでバッチリかっこよくカポターサナしてる人を見て「私も・・・」を指をくわえてみてないか?
かと言って、
「私にはもう無理だし・・・」と自分に諦めやリミット、決めつけをしていないか?
正直、やってます(涙)。
しかもこれはヨガのアーサナ練習上だけの話で。
この「アパリグラハ」を日常の生活に当てはめたらどうでしょう?
自分自身で勝手に理由をつけてしがみついている価値観、結構ありませんか?
私はここには書ききれないくらいあります。
が、
色々なことに対しての「手放し」がようやく、少しずつ、できるようになってきたと思います。
それはもちろん経験を積みながら(=歳を重ねてとも言いますね!(笑))培ったものも多いけど、やっぱりヨガのアーサナ練習から教わったことも多いものです。
みなさんはon the mat(アーサナ練習)、もしくはoff the mat(日常生活)の生活の中で手放したいこと、手放すのに苦労しているものありますか?