【冬のオンライン朝ヨガ練習】継続化の2大ポイント

「自分と向き合う朝5時ヨガ」

聞こえは良いけど、私たち世代(40代50代の女性)にとって、仕事や家庭、子育てに追われる中でこの時間を捻出することは、まさに「自分へのご褒美」であり、と同時に日々の挑戦でもありませんか?

朝5時オンラインヨガ」のクラスでも、寒くなり日の出が遅くなるこの時期は、「二度寝して寝坊しました(涙)すみません!」というメッセージをいただくことが増えるんです。

いやー、全然「すみません」じゃないです。

むしろ二度寝ができたことを喜んであげてほしい。

朝5時ヨガを推奨していてそんなことを言うのは不可解かもしれませんが、結局は自分の体にとって今、本当に何が必要かを選べる力を身につけることが、朝ヨガ、朝活を継続させるためには最強のスキルかなと思います。

今これを読まれている、頑張り屋で真面目なあなたは「また起きれなかった…」と自分を責めていませんか?

「体が必要としているサイン」に気づき、自分を責めずに「諦めない工夫」を見つけること。

今日は、多忙な40代・50代の女性が、無理なく朝5時ヨガを継続し、体の健康を保つための具体的なヒントと使えるツールをヨガ的にお伝えします。

初めましての方へ、

カナダ・ケロウナ在住のヨガインストラクターYohです。日本の皆さまへは、40代50代女性特有のお悩みに寄り添う、朝5時オンラインヨガ、そしてヨガインストラクターのみなさんが感化しあえるコミュニティグループ、ヨガインストラクター勉強会、そのミニバーションのヨガインストラクター座談会を開催しています。

ヨガ的に「できない私」を認める練習

ヨガを始めた真面目で一生懸命な人ほど、「毎日練習しなければ」「フルでクラスを受けなければ」と練習そのものが自分を縛ってしまうことはあるあるな話。

真面目がゆえに「ちょうど良いところが探せない」ヨガ本来の目的とは真逆っていう話です。

季節の変わり目に「サットヴァ」を保つ難しさ

ここでちょっとアーユルヴェーダに絡めて季節の変わり目のお話をします。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、この季節の変わり目を特に!「ヴァータ(風のエネルギー)」が乱れやすい時期と捉えます。冷えや乾燥、そして日の出の遅さは、心の不安定さや、朝の覚醒の困難さにつながります。言ってみれば負の連鎖ってやつですね。

秋に物悲しくなるのもこのヴァータの乱れなんじゃないかなと思います。

forest heat by sunbeam

本来、ヨガの練習は心身のバランスである「サットヴァ(純粋性・調和)」を高めることを目指しますが、季節の変動や多忙さによって、私たちは「タマス(怠惰・重さ)」の状態に引き込まれやすくなります。

この時期に朝起きられなかったり、クラスを欠席したりすることは、「あなたの意志が弱い」のではなく、「体がタマスに対処しようとしている自然な反応」なんです。

大切なのは「アヒムサ(非暴力)」の精神

アシュタンガヨガの練習で最も重んじられるヤマ(禁戒)の一つに「アヒムサ(非暴力)」があります。これは他人に対してだけでなく、自分自身に対しても暴力的な行いをしない、という意味です。

  • 練習できなかったときに自分を責めること
  • 疲れているのに無理をして体を痛めつけること
  • 練習不足で「ダメヨギだ」と自己否定すること

これらは全て「自分自身への暴力」です。

「諦めないこと」と「常に完璧を目指すこと」は全く違います。

自分を責める思考のループを断ち切り、「出られる時に出る」「できることをやる」と、自分に継続のチャンスを与え続けることがまさにアヒムサ!そして継続の鍵!

「コツコツ」の先の光を見たい!

「コツコツ」続けることの大切さはわかっているけれど、結果が見えない努力って苦しいですよね。

私自身、ヨガを始めたころは

「できなかったポーズができるようになる喜び」

があるから毎日の練習が楽しく、期待を持ってできていた気がします。

でも今40代半ばを迎えて感じるようになってきたのは、「ゴールのために練習する」よりも日々の練習の過程で感じる一つひとつ自体に意味があるんだなということ。

例えば、「こんな深い後屈、今世では絶対できない!」と思って毎日練習しているうちに・・・

ポーズを完成させることよりも、後屈で胸を開いていく感覚が自分の中で大切になった。

足が強くなったから立ちポーズが安定してきた。

何よりも、

「できなくても淡々とこなす、ポーズができない自分を俯瞰しながらも自分を責めずに練習ができるようになった

そんな経験です。

「継続できる仕組みづくり」「モチベーションキープ」

そんな風に自分の気分に一喜一憂されずに続けるにはどうしたらいいか?継続させるために、こんな仕組みづくりを試してみてはいかがでしょう?

  • 継続できるルーティン化

例:「朝5時」のアラームと同時に、まずマットの前に座る。オンラインヨガクラスや動画クラスを始めから終わりまで受講するのが無理でも、序章(ウォーミングアップ)や終章(シャヴァーサナ)の10分だけは行う、と決める。

  • 継続できるモチベーション作り

例:年に数回のワークショップで新しい刺激を得る。手帳に「できたこと」「感じたこと」を記録する。対面クラスで仲間と交流する。

練習を日常に取り入れてみる

「時間がなくて録画もできない」という時こそ、ヨガの要素を1日のルーティンに取り入れてみてください!

マットがなくてもヨガはできる!

  • 移動時間: 交通機関での待ち時間に、呼吸を意識的に行う。深い呼吸は自律神経の副交感神経を優位にし、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑えます。
  • デスクワークの合間: 椅子に座ったまま、側屈や捻りの動きをしてみる。呼吸法も取り入れてみる。これだけでも、気の流れ(プラーナ)の滞りを改善できます。
  • 寝る前: 片鼻呼吸を数分練習する(片鼻呼吸の練習方はこちらから)。シャヴァーサナの10分間だけを練習する。完全に脱力し、意識を呼吸に集中させるリラックス効果は、睡眠の質を高める専門的な技法です。

「全部できない」なら、「どこか1箇所だけ取り入れる」という柔軟な発想こそが、40代・50代の私たちに必要なマインドセットではないかなと思うのです。

 

「会って練習できる」は現代ヨギにとって最高のご褒美

オンラインヨガを続ける中で、時に訪れる孤独感や、モチベーションの低下は避けられません。踏ん張りどきはやっぱり冬・・・。

だからこそ「次への原動力」となる、特別な機会を意識的に作ることが大事かなって思うのです。

対面クラスを通してのエネルギー交換は、普段のオンラインヨガ練習へのモチベーションキープ安心感を生み出します。

ヨガのワークショップ的クラスは普段の練習のスパイス的要素だと私は思っています。

日常生活で会うことのない人たちと交流して、90分間、普段のルーティンとは違う雰囲気で練習をする。

それ自体が体には良い刺激になりますし(ということは心にもポジティブに働く可能性大)普段のヨガ練習へのいいモチベーション

そして、

新しい気づきが得られる機会になるかもしれません。

というわけで・・・

モチベーションを高める特別企画!

Meet & Move – 2025年12月21日(日)in 下北沢

このクラスは、通常の練習とは少し違うアプローチで、90分間じっくりと体を動かし、体内のプラーナ(生命エネルギー)を活性化させることに焦点を当てます。ヨガポーズのアライメントや、より深い呼吸法(プラナヤマ)の指導を受けられます。

そしてクラスの後は、この一年頑張った私たちへのご褒美「プチ忘年会」と称したおしゃべり会!

日頃の練習の悩みや、ヨガ以外の話題で楽しく交流し、「また来年から頑張ろう」と思える、温かいエネルギーをお持ち帰りください。

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40代50代のヨギの皆さん、ヨガインストラクターのみなさんの日々の練習と指導のお役に立てたら嬉しいです!

 

 

 

 

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